はねや平成の大修理|輪島塗の御椀をいつまでも大切に
輪島塗は石川県輪島市で生産される伝統的工芸品です。
石川県にお住いならご存じの方も多いかと思いますが、輪島塗は伝統工芸品の一つです。伝統工芸品は、一般的には日常生活で利用され、手工業によって製造される、はねやでも利用している漆器や陶磁器、木工品などさまざまな工芸品を指します。
日本には約1,200の伝統工芸品があるといわれており、以外にも石川県で伝統工芸品を取り扱っている企業数は全国でも2番目にお多い約2,300社となっています。それにともない、職人の数も全国で2番目に多い数となっています。
輪島塗は厚手の木地に生漆と米糊を混ぜたもので布を貼って補強し、珪藻土を混ぜた下地で何層も重ねることによって丈夫さに特徴をもたせた漆器です。これにより軽いのに大変丈夫な漆器ができあがるのです。
はねやではコース用の器として輪島塗を使用しています。
はねやで利用している輪島塗は、金箔で装飾された大変貴重な器を使用しています。この器は約30〜40年前のもので、なんと1脚あたり10〜20数万円もします。これだけ高価な漆器は、輪島塗の職人が1つ1つ丁寧に作られているのでとっても丈夫で長持ち。もちろんしっかりとした保管に関する知識と管理がなければ自ずと寿命が短くなってしまいますが。はねやではこの大変貴重な器を10,000円以上のコースに使用していますので、ぜひご注文の際は器にも目を向けてみてください。
輪島塗、平成の大修理に旅立つ!
いくら大切に管理していても、細かなキズやくすみは避けられないもの。そこではねやでは思い切って20脚ずつ職人に修理を依頼することにしました!
さすがに伝統工芸品である輪島塗。修理できる職人は決して多くはありません。しかも高価な器となると、修理費用もかなりかさばります。ですがこれまで30年以上、昭和の時代から働いてきた器です。そこは費用を惜しまず、年号を超えて大修理へ旅立たせました!
修理を終え、新品同様に生まれ変わる!
修理を依頼し数週間・・・・・。修理を依頼した職人から器が帰ってきました。ご覧ください、さすが職人です!新品同様に生まれ変わりました!修理に出す前の写真を撮影していなかったのが残念ですが、本当に見違えました。改めて修理いただいた職人の方々に感謝です。
ぜひ生まれ変わった輪島塗でお食事をお楽しみください。
こちらの器は10,000円以上のコースをご注文された方のみお出ししております。ぜひこの生まれ変わった気品溢れる輪島塗の器でお食事をお楽しみください。きっとこの輪島塗も新たに活躍できる機会を喜んでいると思います。